第15章 リズム、リズム、リズム
わたしは、音声表現のカナメは、文章内容のリズムを読みとり(感じと
り)、文章内容のリズムを身体にとりこみ(響かせ)、文章内容のリズムを
身体まるごとで声にのせて表現することだと考えています。「音声表現の
カナメはリズムにある」と考えています。
本章全体では、これについて考えてみたいと思います。これは、かなりや
っかいな問題であり、はなはだ奥の深い問題でもあるように思われます。行
き先も終点も分かっていません。
書き出してみないことには先が見えてきせんので、まずは書けるところから、
順不同で書いていくことにします。断片的になることはいなめません。終点の
ない鈍行列車にのんびりと乗った、気ままな、ぶらり旅を楽しみたい。
リズムとは何か
付録「上手なリズム表現のしかた」
クラーゲスのリズム論(1)
クラーゲスのリズム論(2)
中井正一のリズム論
日本語のリズム(1)音数律
日本語のリズム(2)押韻
時枝誠記のリズム論(1)
時枝誠記のリズム論(2)
等時的拍音形式(1)
等時的拍音形式(2)
「日本語のリズム」論争
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