第20章 「発音発声と語法」のアーカイブス録音公開
第1節 音声の基本練習
(ア)発音発声練習 「朝日がのぼるよ」
「朝日がのぼるよ」(荒木作成)については、本HPの第8章にある「はつおんのけいこ」(新しいウインドウで開く)を参照しましょう。
6分28秒
(イ)二重母音の発音練習
二重母音とは、母音が二つ続いている組み合わせのことです。
お母さん[okaasan]の[aa]の個所です。
お父さん〔otoosan〕の[oo]の個所です。
二重母音は、ふつう長くのばす音で発音されます。しかし、そうでない場合もあります。毛糸[keito]の[ei]は長音になりません。「ケート」と発音してはまちがった発音になります。
次のコトバは、( )のように発音してはいけません。
委員(イーン) 母親(ハーオヤ) 青い家(アオイーエ)
たて糸(タテート) 回り道(マーリミチ) 場合(バヤイ)
大きい椅子(オーキース) 肉うどん(ニクードン)
押入れ(オシーレ) 肌荒れ(ハダヤレ) 前足(メーアシ)
3分36秒
(ウ)ガ行鼻濁音の発音練習
ガ行鼻濁音については、本HP第8章にある「鼻濁音の発音の指導法」(新しいウインドウで開く)を参照しましょう。
10分08秒
(エ)母音の無声化の発音練習
無声化とは、声帯をふるわせないで、息だけになって出てくる音のことです。薬(kusuri)のK(u)がそうです。
機械の「き」の(i) 汽車の「き」の(i)
机の「つ」の (u) 草の「く」の(u)
切手の「き」の(i) 危険の「き」の(i)
3分32秒
(オ)アクセントの発音練習
7分29秒
(カ)いろいろまざっている悪い発音例
いろいろまざった悪い発音例とは、上で書いてきた、鼻濁音を濁音で発音したり、無声化すべき音を有声化したり、二重母音の個所を長音化したり、一音化したり、副助詞「は」の(w)が消えたり、「川」が「カア」と発音してしまったり、などです。
ここの文章の読み声の中には、いろいろとまざった悪い発音で読んでいるところがたくさんあります。どこの発音個所か、分かりますか。探してみましょう。
3分00秒
(キ)ひとりごと会話文の練習
1分06秒
(ク)大きな声をだす練習
1分08秒
(ケ)小さな声をだす練習
1分33秒
(コ)さまざまに音声表情を変化させる練習
同じ会話文でも、話し手の意図・気持ちの違いで話しの話調、話しぶりが変化してきます。
(例1)「帰っていい。」
(1)命令して言う
(2)質問して言う
(例2)「ドッチボールするの。」
(1)まあ、うれしい。早くやりましょうよ。
(2)つまらないなあ、サッカーに変えてくださいよ。
(例3)「はい」
(1)喜んで返事 (2)つまらなそうに返事
(3)点呼、出席の名前の呼名、呼ばれて返事
4分52秒
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